~キミ・ハ・ムテキ~

好きなものの好きな話

よくよく考えたらジャニーズって超特殊

 

 

日々、好きなものを愛でて、金を落とし、そしてまた愛でる生活。

大好きな人がドラマや映画に出れば「おめでとう!」と祝い、CMに出演すれば「ありがとう!」とその商品を買い漁り、大好きな人のCDやDVDが発売されればそれを買い集め、ライブやイベントの当落に一喜一憂し、それらを生きがいにして生きている。

それらは私の当たり前であり、私の友人たちも当たり前に似たような生活をしている。

しかし、そんな私の当たり前とはまったく違う生活、つまり「オタク」ではない一般的な生活を送る人と触れ合うと、自分が以下に特殊な生活に身をおいているかを実感する。

私が、職場で深く関わる人の多くは、私が嵐やPerfumeのファンであるということは知っている。星野源に関してはあんまりカミングアウトしてない…)しかし、その詳細を知らないんです。詳細とは、普段どんなことでファンとしての応援をしているのかどうか。

たまの飲み会なんかで、ファン(おたく)として自分がやっていることや周りの友人たちの行動を話すと、その一般的な生活を送る職場の人たちは、だいたい大爆笑と驚きのリアクションの連続なのである。もはやトークテーマとして鉄板ネタである。そしてみんな口をそろえて言う。「すごいね…」と。この三点リーダー(…)部分絶対ついてくる。しかし、我々の行動を理解できずに引いているのではなく、そんな世界、そんなことしてる人がいるの!?と驚いているのである。あ、いや、うそ、たぶんちょっと引かれてる。

私達が当たり前と思っているすべては、一般的な人たちにとっては、あまりにも特殊な世界らしい。

 

◯ CDの複数枚買い(ジャニーズの場合)

AKBグループや坂道シリーズのファンの人たちなど女子アイドルで一般的な「CDに握手券が付いてるから何枚も同じものを買う」というものとは少し違う、ジャニーズにおいての複数買い。

複数形態販売だから、つまり「CDの内容は同じでも特典DVDの内容が違う」から、何枚も買うのである。っていうか買うコチラにとっては「まったく同じCDを何枚も買っている」という自覚はあんまりないときもある。だって違うもん。ジャケ写が違うもん、ブックレットの写真が違うもん、特典DVDの内容が違うもん。初回AはPVだけど初回Bはメイキングだもん。みたいな。

しかしよく考えたら、普通の人は「音楽を聴くためにCDを買う」ものなので、その特典違うという理由だけで同じ音楽が入っているものを買わないのである。そう、まずCDを買うモチベーションから違った。そりゃ理解されないわけですよ。だって我々は音楽のためもあるけど、特典のためにCD買ってるんだもん。もはやDVD買ってるもんだわな。

最近は全形態購入という行為に関しては、いろいろと浸かる沼が増えたために、お財布と相談した結果あんまりやらなくなった私ですが、ちょっと前はよくやってました。

職場のAさんに聞かれました。
「それって、CDの中身同じなんでしょ?全部開けるの?」

私の回答
「…まぁ、一応、中の写真とか違ったりしますからね、開けますよ」

って言ったけど…そういえば開けなかったことある初回版…前にあったわ…。私なんであのとき全種買ったんだろ…。コレクター気質な人はまた、集めたい欲求で買う人もいると思いますけど。中身が同じものだと思ってるんですよね、普通の人は。なんか、根本から違ったわ。うん。(CD売上を上げるため同じCDを何枚も買う追い○○の行為はまた別の話)


◯ うちわという概念

ジャニーズのコンサートでは当たり前に売られているうちわ。今はジャニーズ以外の、K-POPだったり女子アイドルだったりでも結構一般的になってきたうちわ。私達の「うちわ」への概念は「応援グッズ」である。しかし一般の人は違いました…。

職場のBさん
「まぁねぇ、うちわなんて夏にあおぐ程度にしか使わないからねぇ」

あっ…!そうだった…うちわって暑い日に扇ぐものだった…。言われてからうちわというものの本当の用途を思い出しました。正直めちゃくちゃハッとした。そうだった、あれってパタパタするものだった。

でも、私はたまにジャニーズの顔がついたうちわで扇ぐことは極稀にある。初夏のイベントのとき。「あっちぃわ~」とか言いながら。しかしその行為は私自身も「ネタ」としてやる行為で、一緒にいる友人も必ず「いやいや、そのうちわで扇ぐなよww」と笑ってくれる。

え、まって、よくよく考えて…、うちわで扇いでネタになるって…なんなんだ…?(遠い目)

なんなら、自分で手作りした(ファンサ用)うちわでなんか絶対扇がない。だって壊れたら嫌だから。文字が剥がれたら嫌だから。夜なべして作ったうちわなんだから。

…そう、ジャニーズのファンになると、うちわを「扇ぐもの」だという概念は、無くなってしまう。

「1枚600円で~」

Aさん「600円!?え!?600円するの!?」

Bさん「うちわだよね!?」

「え、あ、はい…600円…前は500円でしたけど」

Aさん「いやいや、高くない!?」

 

…わーどうしよう。
600円を高いと思ったことなかった(白目)
でも確かに本来扇ぐだけのためのものに600円も払わない。でも、うん、うちわって扇ぐもんじゃないって考えのもとだから全然高くないじゃん。ここでまた根本的に違うことを思いましたね…。

 

◯ 立ちんぼ

嵐のファンをやっていると十中八九言われる言葉。

「チケット取るの大変なんでしょ~?」

ええ!!!ものすごく!!!!って大声で叫び返したくなる。たぶんこの言葉は嵐ファンが一度は言われたことがある言葉だと思う。きっと嵐ファンがファンじゃない人に言われたことある言葉ランキングTOP5的なものを作ったら確実に2位か3位に入ると思う。ちなみに第一位は「誰が好きなの?」だと思う。っていうか同じ嵐ファンだったり他担ジャニヲタならまだしもかろうじて5人の名字は知ってる程度の人間になぜお目当てを教えねばならぬのだ。
この質問に対して、ニノが好きですって答えるとたまに「演技上手いよね~」って言われることがよくある。ありがとう!第39回日本アカデミー賞最優秀主演男優です!!!
他にも「どこが好きなの?」って言われることもある。単純な質問ならいいけど明らかに「(自分には二宮の良さ全然わかんないんだけど)どこが好きなの?」っていうニュアンスの時がある。なんなんだその半笑いは!ブラックペアンをてめぇの口の中に突っ込んで奥歯ガタガタ言わせたろか。

失礼、話を戻します。

そんな「チケット取るの(以下略」のあとに、たまに、こういう人もいる。
「コンサートのときとかすごいよね!チケットくださいって立ってる人いるよね!」
おそらくコンサートの日に水道橋や後楽園付近を通り過ぎたことがある人である。そう、我々の用語でいう「立ちんぼ」

職場Aさん「あれ、怖くないの?」

今は怖さとかなんにもないですけど…、ふと、初めて参戦したときは超怖かったのを思い出しました。この異様な光景はなんなんだと。駅、そして会場付近に寒空、雪も積もる中(札幌でした)、ボードを持って佇む女の子たち、そしてその間を抜けていく参戦者と、濁声のダフ屋…。

職場Bさん「本当にチケットってもらえるの?」

「譲って貰える人はいますよ」

確かに私も昔は(立ってるだけで本当に声ってかけてもらえるの…?)って思いましたけど、声かけて入れることがあるチャンスが存在してるからみんな立つんであって、まぁ、うん、普通に検索したり友人の話聞いても成功者はいますしね。ちなみに私は耐え症ないんでやったことないです…。
職場Aさん「すごいね…その熱意。そこまでするんだね…」

あれ、ちょっと引かれた…?

 

◯ ジャニショの写真

奥様が元ジャニーズファンだという上司にぽろっと「原宿に写真買いに行かなきゃいけない」という話をした時がありました。

上司「え!?まだジャニーズって写真売ってるの?」
「はい、というか、まだ写真しか売ってないっす」

フォトブックが発売されたり、つい先日ジャニーズのコンサート写真集の発売が決まったり、なんてしてるけども、公式ペンライト(笑)も売ってるけども。ジャニーズショップのメインの販売は未だに写真。っていうか売ってるもんの割合的にはほぼ写真。このデジタル化がものすんごい時代、生写真。でも、コンサートグッズ以外で買える公式グッズはこれしか存在しないんだもん。

ちょっと前に原宿に遊びに行ったついでに友人についてきてもらったこともあった。

友人A「写真だけ!?写真だけのために並ぶの!?」

…うん。そうなの。写真だけのために並ぶの(ブルゾン風)。私達は。

数年前は話題のポップコーン列とジャニショ列が近すぎたあまり、あの銀だこ界隈がごちゃごちゃしてたのが良き思い出となりつつあるよね。
さすがに自分でも写真のために並んでるんだよなぁこれという自覚はあるけどその自覚している意識をいちいち思い起こしたりしない。お布施、そう、お布施なのである。

 

◯ 実家のお店に遊びに行く

相葉くんの実家の中華料理屋さん、坂本くんの実家の八百屋さん、小山くんの実家のラーメン屋さん…。聖地とも呼べる好きなアイドルの実家に、客として合法的に行けるのはとても幸運なこと。私はここ数年、毎年幕張に行く機会があるので年一で友人みんなで相葉くんちにご飯食べに行ってます。私達は予約するんですけど、いつもすごく女の子たちが並んでて~なんて話をすると、こう言われました。

職場Aさん「実家に行くの!?なんで!?」

まさか実家に行くという行為の根本から聞かれると思わなかった。

職場Bさん「えっ、だって…行ったところで、本人いるわけでもないんでしょ?親に会っても…ねぇ?」

 

嘘だろ!?!?!?

まさか親にあっても嬉しくないという感情が存在すると思わなかった…!!!!いやでも待って、よく考えてみよう、うん。そうか、芸能人に会えるならまだしも芸能人の親は普通の人であれば自分たちと同じ一般人という感覚なのか。うぅ~ん。でも会えたら嬉しいよね?あ、あの人の親だ~!!ってならない?ならないのかな…?大好きな人を産んでくれたご両親に感謝をするという概念、特殊ぅ…なんですかねぇ…?

職場Aさん「やっぱり…その熱意がすごいよ…」

 

◯ ペンライト

コンサートに参戦するなら絶対に買うペンライト。家にどんどん増えていくペンライト。うちわと共に絶対的必需品であるペンライト。

「嵐のペンライトは…2,500円です」
職場AさんBさん「「たっか!!!!!!」」
「あ~いや、普通のペンライトはもっと安いんですけど、1,600円とか」
職場Bさん「それでも高い…」
「嵐のペンライトは付いたり消えたり色が変わったりっていうのを向こうに制御されるのでちょっと値段が高いんですよ」

AさんBさん「???????」

まさかのフリフラの説明からだった~~~~!!!世の中の人が当たり前に知っていると思ってた制御型ペンライトはライブ参戦をしない人たちにとってはそりゃ知るわけないお話だった。

職場Aさんからいくつか質問が。
「それどうやって色とか変えられてるの?どういうシステムなの!?」
「電波で…」

「100均に売ってるペンライトじゃダメなの?」
「あ、公式以外持ち込み禁止です」

「それって向こうで制御されて楽しいの?」
「…!?えっと…一体感というか…こっちも演出の一部というか…」

説明しきれなかった。あの制御されてる景色って、体感しないとわかんないとこあるよね…。結局フリフラの凄さは理解してもらえませんでした。ちなみに毎年新しいものを購入するということについても驚いてました。

「毎年、性能が良くなるんで、新しいペンライトを買わないと光らなかったりするんですよ」
職場Aさん「性能?性能って何?どう変わるの?」
「えっ、光とか…グラデーションとか…」
無理…、やっぱり説明しきれなかった…。だれかちょっとここに松本潤呼んできて~~!!

あと、嵐のうちわ型ペンラ、NEWSのト音記号型・鍵型ペンラ、おじゃんぷくんの仮面型ペンラ、かつんの銃型ペンラ、エイトのタンバリン型ペンラの話などしたら「それもはやペンライトじゃないじゃんwwwwww」と大盛り上がりでした。うん、でもそれは我々ファンも思ってる。

 

 

たぶんこれらのことはジャニーズ以外でも当てはまることもあるんだろうけども、どうやらジャニーズ限らず何かを応援することが生きがいではない人たちにとっては、理解しがたいだいぶ特殊なことであることを、普通の人たちと会話することで定期的に体感します。ってかもう普通ってなんだろうって思えてくる。これが私の普通なんだけど、普通の人の普通じゃない。もうわけわかんないね。嵐ファンじゃなかった頃の自分の感情が思い出せない。

 

まぁ、そんなわけで、もしも周りにジャニーズファンであることを公表できる環境の人はぜひともトークテーマのひとつとしていろいろ上辺部分だけでも話すと結構盛り上がるからおすすめしますよ。(闇の部分の話するとマジでドン引きされるから気をつけて…)