~キミ・ハ・ムテキ~

好きなものの好きな話

ジャニーズ事務所社歌「アンダルシアに憧れて」を考える

先日、友人たちとの会話で、今年のカウコンの話になりました。今年のカウコンには「マッチチャンス」があるよ!と。

マッチチャンスとは:マッチが新曲リリース&紅白歌合戦に未出場のためジャニーズカウントダウンコンサートに出演する可能性が高いということ。

数年前、カウコン×マッチというと色々あったわけですが…。まぁそれはさておいて。友人たちとの会話でこうなったのです。

「自担がマッチを(接待的に)盛り上げるのであれば自分たちも盛り上げるべきなのでは?」
「マッチの曲のイントロで"なにこれ?"で、サビになってから"あー、スニーカーぶる〜すかぁ"なんてなってたらダメだ!」
「そうだ!それでは意識が低い!イントロは秒で曲がわかるようにするべき!」
「よし!マッチのベストアルバムを借りよう!」

ってことでその日の帰り道、私はきちんと借りてきました。2006年発売の近藤真彦ベストアルバム「MATCHY☆BEST」です。
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我々後輩おたくの聴きなれた曲名も並んでますね~!

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タイトルに時代を感じますよね。70〜80年代大好きマンだからすごくたまらない。ほんとは70〜80年代なら女性アイドルのほうが好きだけど←
もうなんならここらへん全部社歌って呼べるレベル。そんな中でも後輩おたくもよだれもの楽曲、『アンダルシアに憧れて』を、恥ずかしながら初めてフルで聴いて、思いました。

なんだこのトンチキソング!さすが!歌詞がやばい!(超褒めてる)

ジャニーズといえばトンチキ、トンチキといえばジャニーズみたいなとこありますから。そこでじゃにおたの端くれとしてこの「アンダルシアに憧れて」をきちんと知る必要があるのではないか!という結論に至りました。

歌詞の背景、そしてこの曲の歌いつがれてきた変遷を、私なりに調べました。

カタカナ言葉の意味

まず歌詞に登場する言葉たちの意味から調べていきます。それくらい知ってるよ!な言葉たちも一応調べました。あと複数の意味を持つ言葉はこの歌のストーリー的にこちらなのでは?というものをチョイスしてます。

アンダルシア→スペインの南部地方
カルメン→スペインの女性の名前
メトロ→フランスかイタリアの地下鉄
ランデブー→デートの待ち合わせ
ボルサリーノ→イタリアの帽子
スタッガーリー→アメリカ人の男性の名前
コルト→連発式のピストル
グラダナ→アンダルシア地方の都市

ここで気になるのはスタッガーリーこの記事に書かれているスタッガーリーから持ってきた名前ですね。面白いなぁ、始まりは小さい事件からなのに。これで、歌詞のストーリーの全貌がふんわりわかりました。

この歌のストーリー

まずは冒頭から。

アンダルシアに憧れて バラをくわえて踊ってる
地下の酒場のカルメンと 今夜メトロでランデブー

舞台はたぶんイタリア。アンダルシア地方に憧れて地下の酒場でフラメンコ踊ってるカルメンちゃんと、”オレ”は今夜地下鉄で待ち合わせしてるんですね。ランデブーって言葉、勝手にデートすることだと思ってました。待ち合わせすることなんですね。

ダークなスーツに着替えて ボルサリーノをイキにきめ
いかすクツをはいた時に 電話がオレを呼び止めた

はい、これがボルサリーノ。東山さんが被ってるっぽい帽子って言えばイメージしやすい。”オレ”はもうデートにノリノリです。高いものこそオシャレ!と言って全身高級アイテムに身を包んだマネキンファイブSPの大野智のイメージですね。しかしそこで電話が鳴る。

受話器の向こう側でボス 声を震わせながらボス
ヤバイことになっちまった トニーの奴がしくじった

はいここでボスとやらが登場、雰囲気で、なんとなく”オレ”はマフィアっぽいなんかだと伝わります。仲間のトニーがしくじったようです。なんでか2回もボスって呼んでるから相当やばい事態っぽい。この歌詞のせいでほぼ毎年、年末、年越し直前の東京ドームで、トニーがしくじります。あのボスが声震わせてるんですよ、相当なしくじりをトニーはしたんでしょうね。トニーめ…。

スタッガーリーは言うのさ 今夜 港で決着を
立ち入り禁止の波止場の 第三倉庫に8時半

トニーがなににしくじったのかわかりませんが、トニーのせいで”オレ”は何やらスタッガーリーとかいうやつと決着を着けなければならなくなったようです。なんで8時じゃなくて8時半なんだろう。たぶんだけど”オレ”とカルメンちゃんのランデブー時間も8時半だったのではないでしょうか。もしスタッガーリーがそれを知っててこの時間指定ならそうとうヤな奴ですね。ここで”オレ”の独白が入ります。これは多分、誰にも結局話せていない言葉ですよね。

誰か彼女に伝えてくれよ
ホームのはじで待ってるはずさ
ちょっと遅れるかもしれないけれど
必ず行くからそこで待ってろよ

このときの”オレ”はおそらくスタッガーリーの決着をさっさとつけて、メトロに行く気満々な感じがします。改札前じゃなくてホームで待ち合わせなんですね。

がくぶちの裏の金庫に かくしたコルトをとりだす
オレの手がふるえてるのは 何もこわいわけじゃないさ
コルトはオレのパスポート 黒くてかたいパスポート
スタッガーリーの頭に こいつをぶち込んでやるさ

コルトはルパンとか次元が持ってる感じのアレ。スタッガーリーにぶち込んでやるさハッハー!状態。でも手が震えてる。こわさか、興奮か。

タクシーで港につくと ボス達は青ざめていた
怪しい気配に気づくと オレ達は囲まれていた
暗闇からマシンガンが あざけるように火を吹いた
ボルサリーノははじけ飛び コンクリートにキスをした

いや瞬殺かよ!!!
スタッガーリーに呼び出されたのは”オレ”だけじゃなくボス含めた”オレ”が所属するマフィアの全員だったんでしょうかね。コルト出す隙もなかったんでしょうね、マシンガンで瞬殺。せっかくのボルサリーノもはじけ飛んで、”オレ”はコンクリートに倒れました。今頃ホントは、コンクリートじゃなくてカルメンちゃんにキスするはずだったのに。トニーめ…!

誰か彼女に伝えてくれよ
ホームのはじで待ってるはずさ
ちょっと遅れるかもしれないけれど
必ず行くからそこで待ってろよ

倒れる瞬間、”オレ”はカルメンちゃんとの約束を思い出しているんですね。

激しい痛みが体を 電光石火につらぬき
はみだし者の赤い血が カラッポの世界を染める
うすれていく意識のなか オレはカルメンと踊った
アンダルシアの青い空 グラダナの詩が聞こえた

マシンガンで打たれた”オレ”たちはみんな血を流して倒れています。意識が薄れる中で”オレ”はカルメンちゃんと一緒に踊る夢をみる。アンダルシアの青い空がみえて、グラダナに、カルメンちゃんと二人。「アンダルシアに憧れて」いたのはカルメンちゃんだけじゃなくて、”オレ”もだったんですね。カルメンちゃんは、今もきっとホームで”オレ”を待っているはずだと。

誰か彼女に伝えてくれよ
ホームのはじで待ってるはずさ
ちょっと遅れるかもしれないけれど
必ず行くからそこで待ってろよ
必ず行くからそこで待ってろよ

届かない思い…切ない…トニーめ!!!!!!!

この歌の変遷

ブルーハーツ真島昌利さんが作詞作曲。ソロデビューするときにリリースして、直後にマッチがカバーしてリリース。んでそのあとPLAYZONE’96で東山さんが…ってココまで調べてからこの記事を見つけてしまった。

sasagimame.hatenablog.com

私の知りたいこと全部書いてあった~~~~~~!!!!!!
まって…するとトニーってお前かよトニー…。嵐で言うとトニー役は翔くんなんだね…翔くん…。まぁこの歌のストーリーがウエストサイドストーリーとまったく同じってわけでもないですが、でも、この歌が歌い継がれる理由のひとつというか、ジャニーズというものに深く関わっている運命、みたいなものを感じますよねぇ。

”アンダルシア”に憧れる

『アンダルシアに憧れて』に憧れるのはジャニーズ事務所に所属するジャニタレもそうだし、そのタレントを応援する担当もなのではないでしょうか。
選ばれた者だけが歌い、踊れる楽曲。
それはマッチからヒガシ、そして坂本昌行堂本光一という「ジャニーズ王道の系譜」にハマる人たちが歌い継いできてるから。ミュージカルの王道ウエストサイドストーリーから派生しているこの歌が、東山さんのPLAYZONEによってアレンジして作り上げられた時点で、ジャニーズの王道であるミュージカルをやってきた人間で、圧倒的な歌唱力と圧倒的なダンス力を持っている選ばれた者が披露するべきという「ジャニーズに引き継がれていくべき憧れの存在」の楽曲に変わったんでしょうね。
↑に載せた記事だと、今までソロで歌ったのは上記の四人に加えて、現ジャニーズ所属は今井翼亀梨和也。歌ったことある、踊ったことあるジャニーズは、というとこれはカウコンでほぼ全員と言えるでしょう。でも、ソロパートを持たせてもらう、目立つところで踊る、となると話は変わります。
つまり「アンダルシア」に合う人、合わない人、がいるわけで…。我が自担!二宮くんは!!合わないんですよ!!!わかります????感覚の話なんですけどね。

だから、憧れる。アンダルシアに「憧れちゃう」わけです。

 

オチが見つからず、というか調べたいことがまるっと他の方が解明してたので尻すぼみ否めないけど、うん、みんな、今年もカウコン楽しもうな!!!